当機構の取り組み

グローバル・プログラム津梁

多様性・協働性を核とした国際通用性のある体系的な学士教育の推進

『グローバル・プログラム津梁(多様性教育)』概念図PDF

本学が取り組む「グローバル・プログラム津梁」では、「多様性の受容と協働」を学びに仕掛けるための具体策としての外国語教育・異文化体験の体系的・有機的な学び、外国人留学生等との交流を通じて多様性を受容し協働する精神およびスキルを育成するプログラムを提供します。

グローバル化・ボーダーレス化した社会の中では、国々が孤立したまま発展・振興していくのは困難であるため、「多様性を受容しつつ協働する」ことを学ぶ必要があります。太平洋島嶼地域特別編入枠の設置による留学生の積極的な受け入れ、海外大学への留学の推進を具体的なスキルの育成と結びつけるのが「グローバル・プログラム津梁」です。これは外国語教育・異文化体験の体系的・有機的な提供とあわせて、本学の学士課程教育の質保証プログラム「琉大グローバルシティズン・カリキュラム」の目標の下、本学の立地的特性を活かした沖縄とアジア・太平洋地域を軸にグローバルな視野を持って活躍する人材育成を加速させるものです。そのため、グローバル教育支援機構が主体となり、本学が独自開発した外国語能力指標(グローバル・モジュール)を基盤として、教養教育における外国語教育と、より高度な専門教育における異文化理解教育、異文化体験の体系的・有機的運営を行います。併せて留学生等との同時履修科目のように学部学科等を超えた「共同・協同する学び」を通して「多様性を認識し受容する」学生を育成します。

さらに地域における本学の役割をより実質的双方向的なものとするため、クォーター制度を柔軟に活用し、留学生も参加する学際・国際協働演習教育、地域産業界と連携した課題解決ワークショップ等の実地体験を含んだプログラムを実施します。また、大学としての人材育成の成果をグローバル・モジュールによって可視化されたデータとして提示できるため、地域社会による客観的評価体制も構築でき、その評価に基づき適切な改善を不断に実施することが可能となります。

また、留学生と日本人学生の交流を推進するため大学のランドマークである図書館内に「グローバル・コモンズ津梁」を設置します。地域にも開かれている図書館にグローバル人材育成の拠点が設置されることは、地域に対する大学の役割の大いなる発信元ともなり、地域を巻き込んだ相乗効果、波及効果を生み出すことにもなります。


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