入試改革
本学で育成する資質・能力の可能性が推測できる入学者選抜方法の調査・研究・開発の実施
本学が取り組む「入試改革」では、「正しい答えを出す」能力を測るのではなく「大学で育成すべき資質・能力」の土台が発達しているかどうかを前提にしながら本学で育成する資質・能力の可能性が推測できる入学者選抜方法を調査・研究・開発します。
入学者選抜は「大学で育成すべき資質・能力」の土台が発達しているかどうか(備わっているかどうか)と、「大学入学後に育成されるべき資質・能力が育成できるかどうか」という可能性を推測できるものでなければなりません。
時間的な制約がある中で行われる入学者選抜の中で、「何をどの程度知っているか」とそれを使って「何ができるか」を、知識量を測るだけでなく多面的・効率的に評価していくことが求められています。さらにここで評価・測定されたものは、大学入学後の学びに応える可能性を推測できるものでなければなりません。「基礎的な知識・技能」、「思考力、判断力、表現力その他の能力」、「主体的に学習に取り組む態度」という初等中等教育段階における学力の三要素とその集大成である「何を知っているか」にとどまらず、「何ができるか」で評価される高等学校段階までに育成すべき資質・能力を多面的・総合的かつ適切に評価できる入学者選抜方法の調査・研究・開発を行います。
こうした高大接続システム改革の実現に向けて、すべての学士課程を統括し大学全体としての入試改革に対する司令塔としてのアドミッション・オフィス機能の強化を行います。