当機構の取り組み
国際的な島嶼型高等教育システムの構築に向けた教育改革
国際的な島嶼型高等教育システムの構築に向けた教育改革を推進するため、「グローバル・プログラム津梁」により多様性・協働性を核とした国際通用性のある体系的な学士教育を確立し、その教育効果に応えうる学生を選抜するための入試改革を実施します。併せて、これまで交流を深めてきた太平洋島嶼地域における大学との間に「太平洋島嶼地域枠(特別編入学)」を新たに設け、当該地域のコミュニティ・カレッジ卒業者に「学士」を授与する教育連携体制を構築し、太平洋島嶼国の人材育成機能の一翼を担います。
国際的な島嶼型高等教育システムの構築に向けた教育改革イメージ図PDF
琉球大学では、地域との共生・協働によって「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」を目指すとともに、太平洋島嶼地域を含めた地域の資源を活用し地域づくりを支える「アジア・太平洋地域の卓越した教育研究拠点」となることを目指すとビジョンに掲げています。 本学はこれまで地理的関係からもアジア・太平洋地域を中心に留学生の受入や学生交流を展開しており、32カ国・地域の84大学・機関と交流協定を締結してきました。
こうした背景も踏まえつつ、本学が掲げるビジョンの達成に向け、第3期中期目標期間(平成28年度~平成33年度)において、主に教育上の観点から、国際的な島嶼型高等教育システムの構築を目指し、他の大学に先駆けて太平洋島嶼地域を対象とする総合的な編入学プログラムを開発・実施します。
さらに、受入留学生と日本人学生との同時履修を促進することなどにより、「琉球大学の教育のグローバル化」と「太平洋島嶼地域の中核人材の高度化」の取組を同時に推進します。