お知らせ

FD「海外に発信するオンライン授業の課題と工夫」を開催しました

  • 2021.10.21
  • ご報告

グローバル教育支援機構「大学の世界展開力強化事業」及び「グローバル・プログラム津梁」の共同取組の一環として、去る9月16日、上智大学グローバル教育センター特任助教 李 ウォンギョン氏による教員向けFD「海外に発信するオンライン授業の課題と工夫」を開催しました。

コロナ禍で海外留学や受け入れの代替手段としてのオンライン授業を実施する中で、時差などに加え「留学生のインターネット状況が悪い」「留学生がなかなか参加してくれない」など独自の課題が浮き彫りになってきています。このような状況下で国際地域創造学部 宮平教授より、今後本学においても特に海外とのオンライン授業の実施を進めていく上で、それらの課題に対してどのような方法で向き合うのか、どのような工夫が効果的なのか、講師をお呼びしてご教示いただく機会を作りたいとのご提案がありました。このご提案をもとに開催したのが今回のFDです。

講師の李先生はサイバー空間での国際関係、東アジア地域学がご専門で、デジタル技術を活用し国内の学生が海外大学の学生と共同学習をするCOILの実施と教授法の開発に積極的に取り組んでおられます。李先生には、本学から海外に発信するオンライン授業の実施方法や工夫について、「多文化環境でのオンライン授業」「変化するオンライン授業環境下でのCOIL」「COIL担当教員としての経験・感想の共有」というトピックを中心にお話しいただきました。

講演後、参加者からは海外教員と日本人教員のスタンスの違いをどのように調整してマッチングを行うのか等、COIL教育に踏み込んだ活発な議論が行われました。